人事が「花形ポジション」といわれる理由は?求められる役割やキャリアパスなど

人事は会社の花形ポジションと言われていますが、なぜ「花形」と言われるのでしょうか。
今回は、なぜ人事が会社を作る花形ポジションなのか、その理由をまとめてみました。
人事に求められる役割や、キャリアパスについても紹介しています。
人事を目指している方や人事に興味がある方は、参考にしてみてください。
人事部が花形といえる理由
①経営資源である人を扱う仕事
一般的に主要な経営資源と呼ばれているのが、ヒト・モノ・カネ・情報の4つです。
そのうち、一番に挙げられるヒトは特に重要な経営資源と考えられています。
人事が花形と言われる理由の一つは、ヒトに関する仕事を担当しているからです。
ヒトは、その他の経営資源とも深い関わりを持ちます。
また、人的資本の不足が問題となりつつある日本の企業にとって、ヒトを扱う人事の重要性が増しているのです。
②経営者層と距離が近い
経営目標を達成するためには、人的資本を活かしていく必要があります。
ただし、人は喜怒哀楽を持った生身の人間なので、絶対的な管理手法というものはありません。
人材を最大限活かすのは一筋縄ではない為、経営者層は人事と密接に関わり、最適な方法を模索する傾向があります。
経営者層との距離が近い分、会社の中枢部の考え方などを把握できるので、出世につながる可能性が高いです。花形と呼ばれる所以の一つとなっています。
人事に求められる役割
ミシガン大学のデイビッド・ウルリッチ教授は、著書「MBAの人材戦略」の中で人事役割として以下の4つを掲げています。
1:戦略パートナー(Strategic Partner)
2:管理のエキスパート(Administrative Expert)
3:従業員のチャンピオン(Employee Champion)
4:変革のエージェント(Change Agent)
極端な言い方をすれば、経営者に代わって人に関するあらゆる仕事を引き受けることが人事の役割と言えるでしょう。
その為、プレゼン力、コミュニケーション力、企画力など、多くの力が求められます。
近年では少子高齢化や多様性を尊重する社会への変化などから、人事の存在がこれまで以上に重要性を増しているのです。
終身雇用制度が崩壊し、テレワークなど多様な働き方が認められつつある昨今、採用や人事評価のスタイルが大きく変化しています。
変化に素早く対応し、日々の実務を行うだけではなく、人的資源が最大限活かせるように働きかけをすることも人事の大切な役割です。
人事のキャリアパス
大企業
大企業の場合、人事の仕事は細分化されています。キャリアパスは、まず一般社員として業務に励み、年齢が上がるにつれて、人事課長、人事部長と出世していくコースが挙げられます。
新入社員に対する教育は手厚いところが多いです。業務を一通り覚えた後は、マネジメントにステップアップしていきます。
中小企業
中小企業の場合は、1人が複数の業務を担うことが一般的です。規模が小さい分、大企業よりも様々な実務経験をつめる可能性が高いです。
また大企業よりも早く役職が上がる場合もあります。
ただし、教育制度が十分ではなく、いきなり実務を振られることも少なくないのです。実務を通して実力を磨いていくことになるでしょう。
未経験から人事にできるのか?
未経験から人事を目指すことはできます。かつて人事といえば新卒から育てていくのが一般的でしたが、最近ではポテンシャルのある人材を未経験から中途採用するケースも多いです。
未経験から人事を目指す場合、「なぜ人事の仕事を行いたいのか」は必ず聞かれるので、志望動機はしっかりと準備しておきましょう。特に未経験可で求人が多い領域は、人材採用や労務に関するものです。
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人事はやりがいが大きい!スキルを磨きステップアップしよう
人事は、重要な経営資源であるヒトを扱う、花形ポジションです。
厳しい仕事も含まれますが、やりがいが大きいという特徴があります。
未経験で目指せる可能性はありますので、希望している方はまずは求人情報をチェックすることがオススメです。
また、転職を成功させるために、人事に関する資格を勉強しておくことも良いでしょう。
未経験であっても、自分の市場価値を高めておくと、希望の条件に合った人事に採用されやすくなります。
ただし、資格は必須ではないので、資格取得にばかり注力することがないように注意しましょう。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー

大学卒業後、大手受験業界にて校舎運営・高校生の進路指導に従事。その後、補助金や財務のコンサルタント会社を経て、MS-Japanに入社。
現在はキャリアアドバイザーとして、経理・財務・会計事務所を中心に担当し、様々な方の転職活動を支援しています。
経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 税理士科目合格 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!
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